ヒートショック対策滑りにくい床材引き戸手すり段差洗面所住宅内事故家庭内事故高齢者実家リフォームバリアフリー新潟市 リノベーション新潟県 リノベーション新潟市 リフォーム新潟県 リフォーム新潟市新潟県 新潟市のバリアフリーリフォーム/リノベーション 洗面所編(担当:事務美)
2021年12月20日更新
こんにちは❣
新潟市の、リノベーション&リフォーム専門店 TED HOMES ブログ担当の事務美です🙋🏻♀️💕
土日にかなり雪が積もりましたね…。
わたくし事務美、昔に車を横転させてしまってから雪道の運転はトラウマです😱😱涙
皆さんは雪道の運転はくれぐれもお気を付けくださいね😨
バリアフリー
バリアフリー(barrier-free)とは、対象者である障がい者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語です。(参照:Wikipedia)
バリア(障壁)をフリー(取り除く)にするという意味なのです。
バリアフリーについて~ポイント 風呂場編~(担当:事務美)|ブログ|新潟市のリノベーション&リフォーム専門店テッドリノベーション (ted-renovation.com)
以前にもお話したように、『65歳以上の高齢の方の事故は、実は7割以上が家庭内で起きている』のです。
住み慣れた環境の自宅であっても、年齢を重ねるごとに少しの段差でつまづいてしまったりバランスを崩して転倒してしまう事もあるのです。
離れた場所で暮らしている方は、何かあった時にすぐに駆け付けられないことを不安に思われるかと思います。
一緒に暮らしている方でも、介護・介助がしやすいように住まいをリノベーションする方も増えています。
身体の不自由な方も、そしてその方を介護・介助する方にも快適で暮らしやすい環境を作っていくことが大切だと思っております。
長年住まわれるお家、年齢を重ねるにつれて至る所に不安を感じることがあるかと思います。
高齢になり、身体が不自由になってからバリアフリーを検討するのでは、時間もかかりますし身体的にも不安かと思います。
その為、バリアフリーの早めの備えが必要なのではないでしょうか。
そして今現在、ご家族に高齢者や身体の不自由な方がいなくても、バリアフリーを意識して設けておくことでご家族の誰もが快適で暮らしやすい環境となるのです。
それでは、バリアフリーリフォームにあたってのポイントを解説していこうかと思います。
洗面所(脱衣所)
風呂場同様、顔を洗ったり歯を磨くのに毎日使う洗面所(脱衣所)は、家庭内で最もバリアフリー化するべき場所の一つだといえます。
滑りにくい床材にする
風呂場同様、洗面所(脱衣所)は、足元が濡れていると非常に滑りやすく転倒するリスクがあるため、滑りにくい床材や水捌けのいい床材を入れる必要があります。
万が一転倒した際のために、クッション性のある床材を入れることで重症化するリスクを減らすことが出来ます。
また、車椅子を使用しても傷のつきにくい床材にすることが望ましいといえます。
段差を取り除く
廊下との間に段差があるとつまづいてしまい転倒の原因となるため、取り除く必要があります。
車椅子を使用している方でも、段差を取り除くことでスムーズに出入りをすることが出来ます。
引き戸にする
開き戸の場合、開け閉めする際にバランスを崩して転倒してしまうことや、車椅子を使用している方の場合つっかえてしまうリスクがあります。
そのため、開き戸ではなく引き戸が望ましいといえます。
また、洗面所が狭い場合でも、引き戸にすることでゆとりを持って開け閉めすることができます。
手すりを設ける
洗面所(脱衣所)での転倒するリスクを減らすために、手すりを適切な場所に設置する必要があります。
滑って転倒してしまうリスクのある風呂場への入り口の壁や、身体の重心が安定せずに転倒してしまうリスクのある服を脱いだり着たりする場所への設置が望ましいといえます。
また、腰をかがめる際や、しゃがむ際の補助に適したL字型の手すりが望ましいといえます。
広さを確保する
いずれ介助を要することを想定して、ゆとりを持って介助者が動くが出来るような広めな洗面所(脱衣所)を設けることが必要です。
また、介助やサポートのしやすいよう、十分な設備を設けることが望ましいといえます。
さらに、車椅子を使用している方の場合、出入り口の幅は80~85㎝は確保することや、洗面所(脱衣所)内で車椅子を切り返すことの出来るスペースを確保することが望ましいといえます。
ヒートショック対策をする
高齢者の洗面所(脱衣所)での死亡事故の多数を占めているのがヒートショックです。
ヒートショックとは、冬場などに暖かい浴室から寒い洗面所(脱衣所)に移動した際に、温度の大きな変化によって急激に血圧が変動してしまうことです。
風呂場及び、洗面所(脱衣所)に断熱材や暖房機能を設置することで、急激な温度の変化を防ぐことが出来ます。
バリアフリー仕様の洗面台にする
毎日使用する洗面台をバリアフリー仕様のものにすることで、身体への負担を減らすことが出来ます。
通常、洗面台下の部分は扉のついた収納となっているため、座った状態や車いすを使用している方の場合、足が当たってしまい洗面台まで顔や手を近づけることが困難となります。
そのため、洗面台下の足元部分の収納をなくし、座った状態や車いすを使用している方でも足を奥まで入れられるバリアフリー仕様の洗面台にする必要があります。
また、コップを置いたまま水を注げるフラットなボウルの底面にすることや、腕を置いたまま手洗いが出来る平らな洗面台にすること、水を止め忘れても自動で止まるセンサー付きの水栓にすることが望ましいといえます。
さらに、高齢者にとって洗面台を使用する際の腰をかがめる動作は身体への負担になるため、洗面台を高めに設ける必要があります。
しかし、座って洗面台を使用する方や、車椅子を使用している方の場合、低めの洗面台でないと届かないため使う方に合わせることが出来る高さ調整の可能な洗面台や、座ったままでも顔を映すことの出来る可動式の鏡を設けることが望ましいといえます。
普段私たちが難なく使用している洗面所は、実は身体の不自由な方にとっては大変危険な障壁がたくさん隠れているのです…。
風呂場同様、滑りにくい床材や、ヒートショック対策などの必要性を感じます。
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事務美